[休職日記#2] 2021年7月某日 休職の始まり

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休職といってもいきなりすぐに休める訳ではない。

私の場合、早速次の作業が発生した。

  • 会社関係
    • 勤め先の上司への休職の連絡
    • 上司への診断書の提出
  • 保育園関係
    • 役所への診断書等の提出
    • 保育園への関係資料の提出

幸い(?)にも私の適応障害の原因が上司ではなかったため、上司への連絡で気持ちが乱されることは特になかった。

しかし、仕事とはいえ休職の手続きで上司の手を煩わせていることは確実なので、上司と連絡をとる度に申し訳ない気持ちになる。

診断書の提出は原本は後日でOKでまずはコピーのみの提出でOKとのことだったので、偶然リモートワークで持ち帰っていたPCを使って電子データとして送っておいた。

そして役所への診断書の提出、これが結構苦労した。

自治体のサイトを見ても提出すべき書類が分からないので役所に電話で問い合わせた。

しかし、担当の窓口に電話したはずなのに、担当の方の回答の歯切れが悪く、よく理解していない様子だった。

何とか必要な書類と書き方について回答を得て、自治体サイトから書式をダウンロードしいの、記入しいので、いざ保育園に必要書類を提出してみると

「この書式の用紙ではない」

という返答だった。

もう、システムが複雑すぎて書類の提出を求めている役所自体が混乱しているではないか。

そりゃ私も混乱するわ。

役所に直接赴いて必要書類の提出もした。

担当の方はベテランって感じの人で、手続きはとてもスムーズだった。

途中、私が「きゅうしょくちゅうなので」というと、担当の方が求職中なので」と解釈してしまいしばらく漫才じみた会話が繰り広げられて草。


そんなこんなで「休職しますよ」という連絡を会社と保育園と役所にする作業に休職期間の最初の3日間を費やすこととなった。

これ、私は適応障害だからまだサクサク作業ができたけど、

もしも重度の鬱病患者だったらこの作業をする気力すら無いだろうからかなり辛いのではなかろうか。

重度の鬱病でかつ一人暮らしの場合は誰も力も借りられない(借りる気力もない)だろうから、手続きすらせず放置ということになりかねないんじゃないか。

本当はとっとと休職すべきなのに作業がのしかかって・・・と苦心されている人は実は結構多そうだと感じた。


こうして無事本当の意味での休職期間に入った。

休職。

うん、休職。

休職?

休職って何する期間なんだろ。

私の場合適応障害だから、ストレス源から離れれば一気に快方に向かう、らしい。

正直ちょっとまだ分からない。

休職期間に入ったという実感がまだわかない。

だから、朝起きたときなんかにふと「仕事だ・・・」と考えて一瞬●にたくなることがある。

でも「そうだ、休職だった」と思い出し、少し楽になる。

家族が私に生きていて欲しいと言っていたことを思い出すと、さらに少し楽になる。

ただ、休職だからといって、寝転んでばかりいては社会復帰もままならなくなりそうで怖い。

あくまで復職のための休職なのだ。そこは忘れないようにしなければ。

ということで、まずはこの休職期間中に守るべき自分ルールを 3つ つくってみた。

  • 死なない
  • 家族に相談する
  • 生きやすくする

死なない:死んだら何のための休職か分からないのと、家族が生きていて欲しいと考えてくれているなら生き続けたい。

家族に相談する:判断力がひどく鈍っているこの時期は特に、大きな決断や悩みの解決などを自分で勝手にせず、家族に相談するようにする。

生きやすくする:休職が終わった後の人生を少しでも楽しいものにしたい。もうこれまでのような無能感に打ちひしがれて何かを諦めたような境地には戻りたくない。

まだ具体的な方法とかは何一つ考えていないけど、この3つを主軸にして休職期間を意義あるものにしていこう。


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